勉強の成果について
こんにちは。本日は勉強をしていく中で最も気になる「成果」について記載します。
勉強の成果が出る期間とは
一般的には勉強の成果が出るまでには勉強をし始めてから、少なくとも3カ月かかると言われています。
では、この3カ月はただひたすら我慢だけをすべきでしょうか。
少し見る角度を変えてみましょう。
目に見える成果と見えない成果
勉強においての成果とは
- 成績アップ
- 志望校合格
それに対して目に見えない成果とは
- 生活習慣を管理する力
- 勉強の仕方の獲得
- 人の話の聞き方の向上
上記の目に見えない成果をもう少し抽象的に表現すると
- 自制心
- 分析力
- 改善力
- 論理的思考力
数字としての結果が出るまでの3カ月間はなかなかモヤモヤするものですが、内面の変化は必ず起こっています。
そのため、数字の結果が出るまでは内面の変化に目を向けることで成長を実感し、更なるやる気に繋げることができます。
見えない成果の見える化
見えない成果を見える様にするためにはどうすれば良いでしょうか。
ここでは3つ紹介します。
Level1.勉強したことを紙に書きだす
- どのように時間を使っているのか
- 好きなな教科に偏って勉強していないか
- 息抜きのゲーム時間はどこで確保するか
Level2.分からない問題に付箋をはる
- そのために「何が分からないか」を把握しましょう。
- 理解したら、テキストの付箋をはがす。
全ての付箋がはがれたとき、爽快です。
Level3.分からない言葉こそメモを取る
授業中に出てきた「分からない言葉」をメモしておきましょう。
授業が全部分からない場合は、1つで構いません。
「分からなかった言葉のうち1つ」を先生に聞いたり、教科書で確かめてることを繰り返すことによって、大きな変化をもたらします。
分からない言葉を逃さないように話を聞くようになるので、話の聞き方にも変化が表れるでしょう。
見えない成果こそ役に立つ
目に見えない成果は勉強以外の多くの事柄に応用できます。
社会に出たときに役に立つ能力とは、勉強を通して手に入れた目に見えない成果の様なスキルです。
成績アップなどの結果がでるまでの期間はとても苦しく感じるものです。
だからこそ、内面の成長を正しく評価する必要があると考えています。
能力ではなく、行動を褒める
努力が結果として現れたときの褒め方はその人の能力ではなく、行動を褒めるべきであることが科学的に証明されています。
「褒めるのは、努力をした人がコントロールできるものにすべきです。」※1
結果が出るまでに取った行動、目にみえない成果を褒めましょう。
行動を褒めることは、何をすれば結果が出るのかを理解させることにも繋がります。
「何をすれば結果がでるのか」という成功体験はその後の人生で、困難にぶつかったときに大いに役立ちます。
困難に対して立ち向かうことを、過去の体験が後押ししてくれるからです。
この成功体験の蓄積を自己効力感と言います。
自己効力感とは「成功する力が自分の中にある」と確信する力です。※2
自己効力感は社会を生き抜く力となります。
自分を信じてあげよう!
ここまで、「数字の結果が出るまでの間も、しっかりと成長をしています。」というお話をしてきました。
だからと言って「本当に成長しているのか」と不安になりますよね。
その時は、意識して過去の自分と今の自分を比べることをしましょう。※決して他人と比べてはいけません。
「一カ月前に出来なかったけれど、今出来る様になったこと」を書きだすのも良いかもしれません。
きっと出来る様になったことが見つかります。
そうしたら、自分で自分を褒めましょう。きっと気持ちがよくなり、自信となります。
これから本格的に受験シーズンに入りますね。
一人ひとりにドラマがあります。
めげそうになった時、「そういえば、こんなこと言ってた人がいたな」と思い出してもらえたら幸いです。
皆様のご健闘をお祈りしております。
※1.2 引用:やる気が上がる8つのスイッチ(ハイディ・グラント・ハルバーソン)
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