だれでも出来る!目標を達成する方法
こんにちは。今回は目標を達成する方法についてお話をします。
以下は、アメリカの社会心理学者ハイディ・グラント・ハルバーソンの「やり抜く人の9つの習慣」を引用しています。
「目標達成ができる人には共通して9つの習慣がありますよ。」という内容です。
自分が教えている生徒様が目標達成をするときの成功サイクル良く似ているのでここに記載します。
まず、大前提でハイディさんは
成功とは
・正しい選択・正しい戦略・正しい行動
によってつかむものです。
生まれつきのDNAで決まるものではありません。
とハッキリと言ってます。そうです。私たちにもチャンスがあります。
目標達成は
正しい方法を取れば
だれにでも出来て、成功につなげられる。ということです。
「体育会系の根性論なんでしょ。」と思った方もいると思います。
しかし、そうではありません。
「この方法だと成功率が上がるよ」という科学的根拠に基づいた方法です。
ではその9つの習慣とはどのようなものでしょうか。
具体的な目標をたて、成功をイメージ!
具体的な目標を立てましょう。
理由は、具体的であったほうが
- どうなったら目標を達成できたことになるかが分かりやすく
- 達成できなかったとしても原因を見つけやすいからです。
目標が具体的でないとダラダラしてしまいます。
人は何に向かって進んでいるのか不明だとラクな方に流れます。
目標を達成した後の成功をイメージします。
目標を達成して「やったー!」と喜ぶ姿をイメージします。
周りの人たちの「よかったね!」という声を想像してみます。
きっとうれしい気持ちになりますよね。
やる気がわきます!
目標達成には何が必要かを考えます。
「目標を達成するために、いま自分ができていないことは何で、ゴールまでに何をすべきか。」を考えることが必要です。
でも、何をしたらよいかを考えるのって難しいですよね。
その時は、一人で考えずに、周りの人たちに相談してみましょう。
if-thenプランニングで成功する!
~したら、〇〇する。という方法をif-thenプランニングと言います。
「何をするのか」と「いつやるのか」をハッキリさせる方法です。
この方法をとると、行動を実行に移す確率が2倍から3倍も高くなるとのこと!
<目標:3カ月で3kgやせること>
何をするのか:一日3km歩く
いつやるのか:夕食後
☆夕食を食べたら、3kmのウォーキングをする
と設定します。
何をするべきかが明確だと脳はそれをする機会を逃さないので、行動をする可能性が300%も高まることが判明しています。
if-thenプランニングはストレスを感じたときにも使えます。
もし職場でイヤなことを言われて腹が立ったら、深呼吸をした後に返事をしてみる。
みたいにね!
もちろんif-thenプランニングは学習計画にも使えます。
20時になったら、30分机に向かうなどですね!
ご自宅でもぜひこの方法で、お子さまとの計画立てをしてみてください!
目標までの距離を確認しよう !
人は目標までの距離が分からないと、やる気を失います。
マラソンで残りの距離が不明だと、ゲンナリしますよね。
この確認作業は
- 自分でやる
- 家族やお友達に頼む
- 似ている目標を持つ、成果を出している人に聞く
方法があります。
やる気をキープするためには確認は必須です。
ですが確認作業って大変ですよね。
保護者様が抱え込まずぜひ周りに助けを求めてください。
現実的な楽観主義者になる
目標達成までは、どのような心がけで臨むべきでしょう。
それは「現実的な楽観主義者」になることです。
なんだか難しいですね。
目標達成を自分はできると信じているけれど〇〇みたいな問題があるかもしれない。
「その問題はどのくらいの難易度で、どうやったら乗り越えられるかな」と考える。
当たり前のことですよね。でもそれを意識をして、しっかりと実行することが大切です。
失敗しても大丈夫!挑戦してみよう!
私たちは「がんばっても性格や身体能力や頭は良くならない」と考えがちです。
しかし、「能力は生まれつき決まっていて、変えることはできない」という考えは間違っていることが、多くの研究で実証されています。
つまり、能力は努力次第で伸ばせます!
なりたい自分をイメージして、チャレンジしてみることが大事なのです。
その時に「失敗してもいいんだよ」と自分に言ってあげることが大切。
目標に向かって行動することは、なりたい自分になるために、今までできなかったことをやってみて成長することです。
例え目標達成ができなくても、過去の自分と比べると成長はしています!
他人と自分を比較するのではなく、今の自分と過去の自分で比べてみましょう!
ご家庭で学習計画を確認するときは、お子さまの今と過去を比べて成長した部分を褒めてあげてください!
君は今より成長する
私たちは苦手なことに対して「向いていないからどうせ無理」と考えがちですよね。
ですが、最初から「できない」と思い込むとチャンスを逃す可能性があります。
何かをやり抜くことが得意な人は、「自分には伸びしろがある」と信じる傾向があります。
どんなことでも「やれば今より成長する」と考えます。
もちろん、人は興味の有るものにやる気が出ます。
お子さまの勉強へのやる気を引き出すためには、勉強の意味を伝えそれをすることによって、どう変化するのかをしっかりと伝える必要があります。
意志力はゲームのヒットポイントに似ている
意志力は、RPGのヒットポイントに似ています。
RPGゲームのキャラクターはレベルが上がるとヒットポイントが上がります。
意志力も「何かに取り組むこと」を繰り返すことで強くなります。
RPGゲームでは敵から攻撃をされるとHPが減りますよね。
人もストレスにさらされたり何かを我慢すると意志力が減ります。
意志力を回復させる方法
<一時的な回復方法>
- 気分が上がることをする
- 自分をほめる
- 意志が強い人を想像する
<全回復方法>
とのこと。まさにRPGですね(笑)
意志力のレベル上げ方法
意志力のレベルは身近な生活習慣を変化させることで上がります。
- ベッドを整える
- 猫背になっていると気が付いたときに背筋を伸ばす
などです。
お子さまのやり抜く力を育てる方法は、身近な小さなことから始めてみることのようですね!
簡単な方法で目標達成を目指す!
目標達成のために何かを続けることってすごく大変ですよね。
なので、意志力(HP)の減りが少ない簡単な方法で乗り切ることが大切です。
続けられる方法を取りましょう。
「3カ月後までに3kgのダイエットをする」ことを目標にするなら
毎夕食後に3km歩く(10kmなどの無理な設定はしない)
ウォーキング後にいつもビールを飲みたくなる場合は、「ビールを冷蔵庫に入れておかない」という方法を取ることで、誘惑を意識的に避けることも大事です。
お子さまの学習計画を立てるときも「どのタイミングでゲームをしているか」等の誘惑を確認しておきましょう!
~するために、〇〇する。
目標は表現方法にも注意する必要があります。
人は、3kgやせたい!と思ったら
- やせるために、甘いものを食べてはいけない(〇〇してはいけない)
- やせるために、毎日3km歩く(〇〇する)
という2つの方法で表現することができます。
上の2つでは、①の禁止表現よりも、②の「~するために、〇〇する」で取り組む方が結果が良くなります。
自分にとって避けたいものがあるときにも使えます。
「ダイエット中にビールが飲みたいと思ったら、お茶をのむ」みたいにね!
※この方法はとても効果的。私はこの方法で3kgやせました(笑)
ご家庭でお子さまの学習計画にこの方法を使うとするなら、勉強の開始時間になってもゲームを続けたいと思ったら最初に立てた目標を思い出して声に出してみるなどでしょうか。
「そういえば頑張るって決めたんだっけ。」とお子様ご自身で気が付いてくれたら、きっとその経験は一生モノになりますね。
目標を達成することで得られる自信
ひとは、一度成功体験をすると自信になりますよね。
たくさんの子どもたちに「できる!」という成功体験をしてもらいたいです。
成功体験を通して備わった経験と自信は、社会人になったときに威力を発揮します。
本来、社会に出たときに必要な力というものは、目標までの道のりを経たことがあるという経験や、その過程を通して得られた自信などの目に見えないものです。
そういった「目に見えない大事なもの」を得て将来を自分の手で切り開くことのお手伝いを今後もさせていただきたいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
それではまた、次回のブログでお会いしましょう!